Googleロゴ
2016年2月15日
この日、「セルビア」でGoogle検索のロゴが以下のものに変更されています。
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表示された国
この日、「Google」のロゴが変更された国は以下の画像の通りです。
セルビア
建国記念日
2月15日は、セルビアの建国記念日です。
現在の「セルビア共和国」は2006年6月5日にセルビア議会が独立を宣言し、独立しています。
それまでの歴史は?? というと、、、
第1次世界大戦後に、スロベニア、クロアチアと共に、「ユーゴスラビア王国」を建国します。
第2次世界大戦時は、ナチス・ドイツの侵攻を受けます。
王国政府は即座にロンドンに亡命してしまいます。
ナチス・ドイツによるセルビア人の虐殺が行われましたが、「ヨシップ・ブロズ・チトー」さんを中心とした人民解放軍(パルチザン)が抵抗運動を行います。
そして、1945年のナチス・ドイツがの降伏を受けると、ユーゴスラビア全域の支配権を確立し、「ユーゴスラビア民主連邦」を成立させます。
その後、当然のことながら、王国政府のロンドンからの帰国は拒否しています。
その後、冷戦が始まり、ソビエト連邦側に歩み寄ります。
1946年:ユーゴスラビア連邦人民共和国
1963年:ユーゴスラビア社会主義連邦共和国
と名称を変更していきます。
この頃の「ユーゴスラビア社会主義連邦共和国」の構成していたのは以下の6つの国家。
・マケドニア社会主義共和国
・セルビア社会主義共和国
・ボスニア・ヘルツェゴビナ社会主義共和国
・クロアチア社会主義共和国
・スロベニア社会主義共和国
・モンテネグロ社会主義共和国
1980年代になると、民族主義が唱えられるようになり、各国家間で少しずつ協調姿勢が崩れて行きます。
「ユーゴスラビア社会主義連邦共和国」は「セルビア」が実質的に支配していて、他の国との対立が絶えませんでした。
そして、1990年代になると「ユーゴスラビア社会主義連邦共和国」は解体していきます。
「マケドニア」、「クロアチア」、「ボスニア・ヘルツェゴビナ」、「スロベニア」が相次いで独立し、残った「セルビア」と「モンテネグロ」は「ユーゴスラビア連邦共和国」を形成します。
その後、2006年6月5日に「セルビア共和国」として、現在の形になります。
さて、ここで気になるのが、建国記念日が2月15日である理由。
これは、1804年の第1次セルビア暴動と1835年の最初の憲法制定を記念しているそうです。
「セルビア暴動」は1804年2月15日に始まった「オスマン帝国」支配下のセルビアでの独立運動です。
また1835年2月15日に最初の憲法が制定されています。(バルカン半島での最初の憲法とのこと。)
ロゴデザイン
セルビア国旗のカラーに「Google」の文字。
中央には、アボリジャバロ(悪魔の街という意味)と呼ばれる奇岩群がデザインされています。
ロゴ表記されている主な各国のGoogle検索サイト
セルビアのGoogleサイト「Дан државности Србије」
→ https://www.google.rs
検索される言葉は、「セルビア国家の日」です。