Googleロゴ
2016年2月17日
この日、「カナダ」、「南米」、「ヨーロッパ」、「アフリカ北部」、「インド」、「オーストラリア」、「日本」等でGoogle検索のロゴが以下のものに変更されています。
ロゴ大
ロゴ小
表示された国
この日、「Google」のロゴが変更された国は以下の画像の通りです。
たくさんの国で表示されています。
「ルネ・ラエンネック」さんって??
「ルネ・ラエンネック」さんについて調べてみました。
René-Théophile-Hyacinthe Laennec
「ルネ・テオフィル・ヤサント・ラエンネック」
フランスの医師です。
1781年2月17日に生まれて、1826年8月13日に逝去されています。
そのため、生誕235周年。
「聴診器」を発明された方です。
フランス北西部、ブルターニュ半島のカンペールに生まれています。
大学の医学部で働いていた叔父の元で医学を学びますが、父親は医者になることを許しませんでした。
ですが、諦めきれずに医者を志します。
パリの高名な医師の元で学び、「音を診察に利用する方法」の手ほどきを受けます。
そして1816年に「聴診器」を発明します。
「聴診器」については、子どもが木の棒の端に耳をあてて遊んでいるのを見て、聴診器のアイデアを思いついたそうです。
子供は、棒の一方の端に耳を当て、もう一方の端を引っかいて音が増幅されて耳まで届くのを楽しんでいたそうです。
「聴診器」が発明される以前は、直接皮膚に耳を当てて音を聴いたり、触診や打診によって心臓疾患などの病状を直接的に診察していました。(直接聴診法)
その場合、太っている患者は聞き取りにくかったり、女性の場合は、診察がはばかられるといった問題もありました。
実際に「ラエンネック」さんも若い女性に耳を当てる診察時に女性に恥ずかしがられたという経験があったようです。
「ラエンネック」さんは聴診器による聴診を「間接聴診法」と名付けました。
上記の問題も解決され、従来の診察法より遙かに確実であったことから一気に普及して行きました。
当初の聴診器は、1本の筒形の木でできた単純なものだったそうです。
その後、ドイツ人の医師「トラウベ」さんや、米国の医師「ジョージ・カマン」さんが改良を進め、現在の「聴診器」の形となりました。
「音を診察に利用する方法」については、古くは紀元前380年頃に「ヒポクラテス」さんが実践されていたそうです。
それから聴診器が発明されるまで実に2000年以上、直接耳を当てて聴いていました。
そう考えると、医学界の大きな一歩ですね。
とはいっても、発明当初は全ての医師に歓迎されていたわけではありません。中には「耳があるなら耳で聞け」という医師もいたそうです。
「聴診器」はフランス語で「stéthoscope」
これは、ギリシャ語の stétho:胸、scope:検査 から「ラエンネック」さんが名付けています。
「ラエンネック」さんは、発明した聴診器をつかって多くの患者を診察し、肺炎、気胸、結核、それぞれの病気には特有の音があることを発見します。
その音を分類し、rales(水泡音)、rhonchi(類鼾音)、crepitance(捻髪音)、egophony(ヤギ声)等の用語を生み出しています。
その他、音と呼吸器音の関係を調べ、病気の早期発見、治療に役立てていきました。
ロゴデザイン
左が「ルネ・ラエンネック」さんで、右が現在の医師でしょうか。
肺に「聴診器」を当てています。
後ろには「Google」の文字が描かれています。
ロゴ表記されている主な各国のGoogle検索サイト
フランスのGoogleサイト「René Laennec」
→ https://www.google.fr
ドイツのGoogleサイト「René Laënnec」
→ https://www.google.de
コロンビアのGoogleサイト「René Laennec」
→ https://www.google.com.co
インドのGoogleサイト「Rene Laennec」
→ https://www.google.co.in
日本のGoogleサイト「ルネ ラエンネック」
→ https://www.google.co.jp
表示されるGoogleロゴのクリックで検索される言葉は「ルネ・ラエンネック」です。
コメント
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