Googleロゴ
2016年4月30日
この日、北米、ヨーロッパ、アフリカ北部、カザフスタン、インド、インドネシアの多くの国でGoogle検索のロゴが以下のものに変更されました。
Claude Shannon’s 100th birthday
ロゴ大
ロゴ小
表示された国
この日、「Google」のロゴが変更された国は以下の画像の通りです。
北米、ヨーロッパ、アフリカ北部、カザフスタン、インド、インドネシア 等
「クロード・シャノンン」さんって??
「クロード・シャノン」さんについて調べてみました。
Claude Elwood Shannon:クロード・エルウッド・シャノン
アメリカの電気工学者、数学者です。
1916年4月30日に生まれて、2001年2月24日に逝去されています。
そのため、生誕100周年になります。
20世紀において、最も影響を与えた科学者の一人とされ、「情報理論の父」とも呼ばれている方です。
1937年に、マサチューセッツ工科大学の学生であった彼は、修士論文にて「継電器及び開閉回路の記号的解析」という論文を書き、電子回路にてブール代数を扱うことができることを示しました。
これは、論理演算がスイッチ回路で実行できることを証明したことになり、これによって、計算機械が、現在のような高速の論理演算機として活躍することの大きな一歩となりました。
その後、「ベル研究所」に勤め、1948年には、論文「通信の数学的理論」を発表します。
これは、それまで曖昧な概念だった「情報」というものを数量的に扱えるように定義したものです。
情報の量としてエントロピーの概念を導入し、情報量の単位として「ビット」を初めて使用しました。
「情報理論」という新たな数学的理論を創始した方です。
同論文内で、ノイズがある通信路で正確に情報を伝送するための誤り訂正符号の概念も導入しています。
これは「シャノンの定理」として現在のデータ伝送での最も重要な概念となっています。
その他にも、アナログ信号をデジタル化する際の基本となる「標本化定理」を証明したり、情報理論的に解読不可能な暗号が構成できることを数学的に証明したりされています。
・電子回路でのブール代数の使用
・情報量の数値化(情報理論の創始)
・シャノンの定理
・アナログ信号をデジタル化する「標本化定理」
・情報の暗号化
並べ上げるだけでも、現在の電子機器等に大きな影響を与えていることが確認できます。
ロゴデザイン
「Google」の文字が電子回路のようにデザインされています。
中央に「クロード・シャノン」さんが描かれており、生誕100周年にちなんだ「1」「0」「0」の数字をお手玉しています。
また「1」と「0」のブール代数ということも表現しています。
耳が「+」になっています。
ロゴ表記されている主な各国のGoogle検索サイト
▼ アメリカのGoogleサイト「Claude Shannon」
→ https://www.google.com
▼ イギリスのGoogleサイト「Claude Shannon」
→ https://www.google.co.uk
▼ インドのGoogleサイト「Claude Shannon」
→ https://www.google.co.in
▼ イタリアのGoogleサイト「Claude Shannon」
→ https://www.google.it
▼ モロッコのGoogleサイト「Claude Shannon」
→ https://www.google.co.ma
表示されるGoogleロゴのクリックで検索される言葉は「クロード・シャノン」です。
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ちん