Googleロゴ
2017年11月9日
この日、「カンボジア」でGoogle検索のロゴが以下のものに変更されています。
អបអរសាទរពិធីបុណ្យឯករាជ្យជាតិ ២០១៧
ロゴ大
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表示された国
この日、「Google」のロゴが変更された国は以下の画像の通りです。
カンボジア
独立記念日
បុណ្យឯករាជ្យជាតិ:独立記念日
「11月9日」はカンボジアの独立記念日です。
「1953年11月9日」にフランスから独立しています。
9世紀〜14世紀にかけてはクメール人の「クメール王朝」がありました。
12世紀〜13世紀にかけて最盛期を迎え現在の「アンコールワット」等の遺跡などが建造されました。
その後、「クメール王朝」はタイ族の「アユタヤ王朝」の侵攻により、占領されてしまいます。(14世紀後半)
16世紀以降になると、ヨーロッパ各国が東南アジアに進出していきます。
カンボジアの地にも、ポルトガル、スペイン、フランス等のヨーロッパ諸国が進出してきました。
各国の勢力争いの結果、19世紀中頃に、フランスによるインドシナ半島の植民地化が始まります。
1863年に、フランス・カンボジア保護条約が調印され、フランスの保護国となります。
さらに1887年には「カンボジア」はフランス領インドシナ(他にベトナムやラオス等)に編入されることとなります。
第2次世界大戦が始まると、日本が侵攻してきて、占領していまいます。
この侵攻の際に、日本はフランス保護国だった各国に、「武力行使の決意」と「独立を宣言することが可能である」という使者を送って、フランスに対して共闘することを呼びかけていました。
この結果、1945年3月9日、日本軍がインドシナの駐留フランス軍を攻撃。フランス領インドシナを制圧しました。
フランス撃破後の「3月13日」に日本との約束通り「カンボジア」は独立を宣言しました。
ですが、日本はこの戦争に負けてしまいます。
もちろん、独立宣言は取り消されることとなり、フランス領に復帰することとなります。
独立宣言は取り消されますが、独立の機運は収束することはなく、同じフランス領インドシナの「ベトナム」においてフランスとの「インドシナ戦争」が始まります。
戦争後、フランスがインドシナより撤退、フランス領インドシナの「カンボジア」、「ベトナム」、「ラオス」等が独立するきっかけとなります。
1949年にフランスを宗主国とする「フランス連合」という枠組みの中で、独立しました。
そして「1953年11月9日」に独立宣言を行い、完全独立を果たしています。
この日、カンボジアでは盛大な祝典が行われます。
ロゴデザイン
「Google」の文字の中にカンボジア国旗が描かれています。ロゴカラーは、国旗の色が元になっています。
国旗の中央には世界遺産にもなっている「アンコールワット」が描かれています。
ロゴ表記されている主な各国のGoogle検索サイト
▼ カンボジアのGoogleサイト:បុណ្យឯករាជ្យជាតិ ២០១៧
→ https://www.google.com.kh
表示されるGoogleロゴのクリックで検索される言葉は「独立記念日 2017」です。
過去の「Googleロゴ」
過去にもカンボジアの「共和国記念日(建国記念日)」のロゴが表示されました。
▼ 2015年 カンボジア独立記念日 (2015年11月9日)