2015年10月29日
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表示された国
トルコ
建国記念日の由来
1923年10月29日に共和国宣言を行った日が由来となっています。
トルコは13世紀頃からオスマン帝国(オスマン・トルコ)として大きな勢力を誇ります。
16世紀頃には、現在で言うと、東は「アゼルバイジャン」、西は「モロッコ」、北は「ウクライナ」、南は「イエメン」という広大な領土を誇る帝国となります。
ですが、18世紀末頃から、少しずつ勢力が衰えていきます。
19世紀になると、第1次世界大戦で敗北し、オスマン帝国は解体されてしまいます。
ですが、わずかにオスマン帝国の勢力下にある地域がありました。
そこにも侵攻の手が伸びてきます。
まだオスマン帝国の支配下にあった「アナトリア」という土地でも、アルメニア人やギリシャ人によって、「アルメニア国家」を建設し独立しようとする運動が起こっていました。
オスマン帝国側は、この動きに対して「ムスタファ・ケマル」さんを「アナトリア」に派遣します。
もちろん、新たな国の建設、独立を阻止するためです。
ところが彼は、派遣先の「アナトリア」で運動を抑えるどころか、逆に「アナトリア・ルメリア権利擁護委員会」という組織を作り、現地のトルコ人たちを結集して国土・国民の安全と独立を訴えてオスマン帝国に対して武装抵抗運動を行います。
そして、1920年4月、アンカラ(アナトリア中央部)に抵抗政権を樹立します。(この運動はトルコの独立戦争、トルコ革命、等とも言われています。)
その後、1923年10月29日に共和国宣言を行い、自身はトルコ共和国初代大統領に就任します。
この日が今日でもトルコの建国記念日となっています。
翌、1924年には、オスマン王家のカリフ制の廃止を決議して、追放をしています。
ロゴデザイン
中央には国旗と、トルコの旧国会議事堂がデザインされています。
トルコのGoogleサイト「29 Ekim Cumhuriyet Bayramı」
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