2015年11月6日
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「アドルフ・サックス」さんって??
アントワーヌ・ジョゼフ・アドルフ・サックス「Antoine Joseph Adolphe Sax」
ベルギーの楽器製作者です。
1814年11月6日に生まれ、1894年2月4日に逝去されています。
そのため、今年で生誕201周年。
サクソフォーン(Saxophone)を考案したことで知られています。
父親の「シャルル・ジョセフ・サックス」も楽器製作者でした。
その影響で子供の頃から楽器製作を行っています。
20歳の時(1834年)には、バスクラリネットの設計で特許を取得しています。
バスクラリネットを現在ようなまっすぐな管体で、運指がクラリネットと共通の形状にしたのは「アドルフ・サックス」の功績です。
それ以前の「バスクラリネット」は形状がファゴットに近いもので、運指も全く違うものでした。
同時にバルブ付きの金額楽器の製作も数多く行っています。
1840年代になると、後に永住の地となるパリ(フランス)に移住します。
そこで、高音域から低音域までを同一の音色でカバーする一連の金管楽器「サクソルン」を製作し1845年に特許を取得しました。
(音域により楽器の大きさの違う7種類がありました。)
この「サクソルン」が現在のユーフォニアム(ユーフォニウム)と同じような形状をしていました。
現在のユーフォニウムはこの形状を踏襲して誕生します。
つまり現在のユーフォニウムの生みの親もサックスさんともいえるわけです。
ユーフォニウムといえば、日本でも「武田綾乃」さんの小説、またはアニメの「響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ」を通じて楽器経験者でなくて知られるようになった経緯がありますね。
また、この頃、彼の名を一気に有名にするサクソフォーン(Saxophone)も開発しています。
サクソフォーンの基となる「発明の特許」を1838年に取得、楽器については1846年に特許を取得しています。
生涯を通じて楽器製作とパリ音楽院でのサクソフォーン教育に携わったそうです。
サクソフォーンだけではなく、金管楽器、木管楽器を問わない楽器製作者だったようですね。
2002年まで使用されていたベルギーの200フラン紙幣の肖像になるなど、ベルギーの偉人として有名です。
現在の楽器文化に大きく貢献された人ですね。
「サクソルン」について
高音域から低音域までを同一の音色でカバーする金管楽器で、音域により大きさの違う7種類がありました。
「サクソルン」については、主にヨーロッパの吹奏楽団で使われました。
金管楽器については、1800年代前半、キー式であり、音色等が安定しない問題をかかえていました。
1838年にドイツの「ウィーブレヒト」がバルブシステムを考案すると、一気にバルブ式に変わって行きます。
そんな中、「アドルフ・サックス」の「サクソルン」が登場します。
この「サクソルン」が他のバルブ式の金管楽器よりも出来がよかったため、普及していきます。
特に、1840年代に移り住んだパリ(フランス)では、ギャルド・レピュブリケーヌ軍楽隊の楽長「ガブリエル・パレ」(Gabriel Parès)さんが1898年「吹奏楽編曲法」においてサクソルンをフルセットで備えるように指示するなど、高い人気がありました。
「サクソフォーン」について
吹奏楽団における木管楽器と金管楽器の橋渡しを目的に開発されました。
構造上、木管楽器に分類されますが、金属で制作されています。
現在では、吹奏楽やビッグバンドには欠かせない存在となっています。
「サクソフォーン」の名称については、もちろん「アドルフ・サックス」さんの名に由来します。
ロゴデザイン
5種類あります。
「サクソフォーン」や「サクソルン」を演奏する「アドルフ・サックス」さんです。
「G」、「o」、「g」、「l」、「e」の各種文字に楽器を演奏する「アドルフ・サックス」さんがいるデザインで5種類。
ベルギーのGoogleサイト「201e verjaardag van Adolphe Sax」
→ https://www.google.be
日本のGoogleサイト「Adolphe Sax」
→ https://www.google.co.jp
フランスのGoogleサイト「Adolphe Sax」
→ https://www.google.fr
ドイツのGoogleサイト「201. Geburtstag von Adolphe Sax」
→ https://www.google.de
台湾のGoogleサイト「Adolphe Sax(阿道夫·萨克斯)」
→ https://www.google.com.tw
表示されるGoogleロゴのクリックで検索される言葉は「アドルフ・サックス」、「アドルフ・サックス 生誕201周年」です。