2015年11月9日
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「ヘディ・ラマー」さんって??
「Hedy Lamarr」(本名:Hedwig Eva Maria Kiesler)
オーストリア・ウィーン出身の女優であり、発明家です。
1914年11月9日に生まれて2000年1月19日に逝去されています。
そのため、本日で生誕101周年となります。
これまでの「スクリーンに現れた最も美しい女優の一人」としても知られています。
ユダヤ系の両親のもとに生まれています。
女優に憧れ、17歳のときにチョイ役で映画に出演します。
その後、「ヘディ・キースラー」の名前で「グスタフ・マハティ」監督のチェコ映画「春の調べ」に出演します。
この映画で、「映画史上初めての全裸ヌード」を披露しました。
当時、この映画はセンセーショナルであり、アメリカでは上映禁止になるほどでした。
1933年には、兵器製造業者「フリッツ・マンドル」さんと結婚しますが、彼の嫉妬深さに嫌気が差し、メイドの服を借りて家を出て離婚。持ち出した宝石を売って旅費を得て、ロンドンへと逃げ出します。
これには、ナチス・ドイツの勢いを借りて事業を拡大しようとする夫の野心に嫌気がさしたという面もあったようです。
彼女がユダヤ系の出身だったため、ナチス・ドイツを毛嫌いしていたということもあるでしょう。
1938年、「オーストリア」は「ナチス・ドイツ」に併合されますが、その直前の脱出劇でした。
脱出先のロンドンで、映画プロデューサーの「ルイス・B・メイヤー」さんに出会います。
そこで、契約を行い「ヘディ・ラマー」と名前を変え、ハリウッド映画に進出します。
ハリウッドでは「セシル・B・デミル」監督の「サムソンとデリラ」などに出演し、人気女優となります。
「風と共に去りぬ」では「スカーレット・オハラ」役の「ヴィヴィアン・リー」さんが髪型を真似るほどの人気でした。
発明家として
兵器製造業者だった「フリッツ・マンドル」さんと結婚していた時期に得た無線の知識を元に、世界的に有名なテクノミュージシャンでピアニストの「ジョージ・アンタイル」さんと共に「周波数ホッピング拡散スペクトラム」を共同開発し、特許を得ています。
これが何か?? と簡単に説明すると、、、
「妨害されない魚雷の誘導システムとして考案されたもの」です。
これを、女優とピアニストが発表したのです。特許の取得は 1942年。
「ジョージ・アンタイル」さんもドイツ系ユダヤ人の家系であったため、お互いに気があったのかもしれません。
特許の取得には、当時の美人女優が申請者ということもあり、紆余曲折があったようです。
この発明が発展して、現在の携帯電話や無線LANの技術に利用されています。
どのように活用されているかというと、、、
最初の携帯電話の原理は、無線機の発展系でした。
そのため、盗聴に対するセキュリティも弱いものでした。
そのセキュリティ対策として周波数を一定のパターンで切り替える「周波数ホッピング」の技術が有効だったのです。
ですが、実際に彼女にこの特許がもたらした恩恵は大きなものでは無かったようです。
現在では欠かすことの出来ない技術となっているんですけどね。
「オーストラリア」や「ドイツ」、「スイス」では彼女の功績を称えて、彼女の誕生日である11月9日を「発明家の日」に制定しているそうです。
ロゴデザイン
ムービーが表示されます。
女優と発明家の顔が交互に映し出されます。
中盤からはピアニストの「ジョージ・アンタイル」さんも登場し、一緒に「周波数ホッピング拡散スペクトラム」を発明しているところが映し出されます。
現在の無線技術の元を発明した人ですから、世界各地でロゴが表示されているのでしょうね。
オーストリアのGoogleサイト「Hedy Lamarr」
→ https://www.google.at
ドイツのGoogleサイト「Hedy Lamarr」
→ https://www.google.de
スイスのGoogleサイト「Hedy Lamarr」
→ https://www.google.ch
日本のGoogleサイト「Hedy Lamarr」
→ https://www.google.co.jp
アメリカのGoogleサイト「Hedy Lamarr」
→ https://www.google.com