2017年8月1日
Schweizer Nationalfeiertag 2017
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スイス
建国記念日
Schweizer Nationalfeiertag:建国記念日
「8月1日」はスイスの建国記念日です。
「1291年8月1日」、ウーリ、シュヴィーツ、ウンターヴァルデンの3州が、自由と自治を守るため、誓約同盟を結成。この日が、スイス建国の日とされています。
当時のスイスは「神聖ローマ帝国」の支配下にありました。
13世紀に入ると、「Sankt Gotthard」(ゴッタルド峠)が整備された事により、ヨーロッパの南北を結ぶ交通の要地としてスイスの重要性が高まります。
その通路にあたるウーリ州、また、ウーリ州に隣接するシュヴィーツ州、ウンターヴァルデン州は土地柄を利用し、交易で経済力をつけていきます。
当時の神聖ローマ皇帝はハプスブルグ家の「ルドルフ1世」
ハプスブルク家における最初の神聖ローマ帝国君主で、この時からハプスブルク家はヨーロッパ有数の家系に発展します。
ハプスブルク家はスイスが発祥地で、現在のスイス、オーストリアあたりを支配していました。
「ルドルフ1世」は「スイス」に対して、つかず離れずの政策を行っていました。
その一方で、子息の「アルブレヒト」に「オーストリア」を任せていましたが、「アルブレヒト」さんは、「オーストリア」に対して強圧的な政策を行っていました。
この頃、ウーリ州、シュヴィーツ州、ウンターヴァルデン州は、交易で儲けたお金を元に、「自治権」を獲得しています。
そんな中、1291年7月15日「ルドルフ1世」が死亡します。
次に皇帝になったのは、子息の「アルブレヒト」ではなく、ナッサウ家出身の「アドルフ」
皇帝になれずショックを受けた「アルブレヒト」はハプスブルク家の支配するスイス、オーストリアの経営に専念しようとしますが、なにせ、これまでの「オーストリアへ強圧的な政策」という過去があります。
3州は「自治権」を所有していますが、剥奪されるのではないか? と不安になりました。
そう言った事情から、「アルブレヒト」に反発し、ウーリ、シュヴィーツ、ウンターヴァルデンの3州が「1291年8月1日」に誓約同盟を結成するわけです。
ちなみに、「アルブレヒト」さんですが、「アドルフ」の次に「アルブレヒト1世」として皇帝になっています。
この時期のスイスのハプスブルクの支配に対する独立の気運が「ウィリアム・テル」伝説の誕生のきっかけになっています。
また、誓約同盟を結んだ3州の1つ「シュヴィーツ」が現在の「スイス」の国名の由来になったそうです。
ロゴデザイン
国旗は、「スイス」の国名の由来になった「シュヴィーツ州」の旗をもとに作られました。
▼ スイスのGoogleサイト:1. August
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過去にもスイスの「建国記念日」のロゴが表示されました。
▼ 2016年 スイス建国記念日 (2016年8月1日)
▼ 2015年 スイス建国記念日 (2015年8月1日)