2018年3月12日
Sir William Henry Perkin’s 180th Birthday
180º aniversario del nacimiento de Sir William Henry Perkin
ウィリアム パーキン 生誕 180 周年
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表示された国
「イギリス」をはじめとして、いくつかの国で表示されています。
「ウィリアム・パーキン」さんって??
William Henry Perkin:ウィリアム・ヘンリー・パーキン
イギリスの化学者です。
世界初の合成染料である「モーブ:Mauve」を発見したことで知られています。
「1838年3月12日」に生まれて、「1907年7月14日」に逝去されています。
そのため、生誕180周年となります。
ロンドンのイーストエンドに生まれ、15歳にして王立化学大学(現:インペリアル・カレッジ・ロンドン)で学んでいました。
当時、王立化学大学に招かれていたドイツ人の化学者「アウグスト・ヴィルヘルム・フォン・ホフマン」の元で学びます。
ホフマンは「アニリン」に関する研究を生涯に渡って行いました。
1856年(18歳)の休暇中、ホフマンはドイツに帰国していましたが、彼は粗末な自宅で実験を行なっていました。
1820年に発見された「キニーネ」を使って実験をしていました。
キナの樹皮から取り出すことのできる「キニーネ」は、解熱などに効果があり、古くからマラリアの特効薬として使用されていましたが、まだ詳しい構造なども判明していませんでした。
彼も「キニーネ」の構造の判明を目指し、色々な化合物を使って合成実験を行いますが、望んだ結果を得ることはできませんでした。
その際に、たまたま、師であるホフマンや自身も研究をしていた「アニリン」で同じ実験を行ってみました。
「アニリン」をニクロム酸カリウムで酸化したところ、「黒い生成物」が生み出されました。
それをアルコールに溶かすと鮮やかな「紫色の溶液」となりました。
彼は、それが染色に活かせないか、、、と考えました。
実際に試してみたところ、羊毛や絹を染色できることがわかりました。
世界初の合成染料の誕生です。
当時は天然染料しかなく、特に「紫」の色は、希少な貝を原料とした高価なものでした。
彼はすぐに、この生成物を「モーブ:Mauve」と名付け、特許を取得、製造する工場を設立します。
これまで高価だった「紫」の織物が、手頃な価格で入手できるようになったわけです。
その後、綿にも染色できる技術が生み出され、彼の生み出した「合成染料」は世間に広まっていきました。
また、この影響で、続々と「アニリン」を基にした染料が生み出され、織物の世界に広がっていきました。
彼自身も、他にいくつかの合成染料を生み出しています。
彼の染料の発見により、化学が一般的な工業と結びつき、活用できることが実証されました。
これが元となり、これまで無縁と思われていた「工業における化学研究」などの活動も盛んになっていくこととなります。
1879年に王立協会のフェローに選出され、「ロイヤル・メダル」を受賞しています。
1906年には、アメリカで「パーキンメダル:Perkin Medal」という賞が設立されました。(モーブの発見50周年を記念しての設立)
これは、「応用化学に革新をもたらし、その結果、商業の発展に顕著な業績のあった者」に対して授与されます。
1906年の第1回の「パーキンメダル」は、「ウィリアム・パーキン」、彼自身に与えられました。
ロゴデザイン
「ウィリアム・パーキン」さんが描かれています。手には「紫」の染料を手にしています。
彼の生み出した「モーブ:Mauve」の「紫」の色を基調にしたロゴになっています。
▼ イギリスのGoogleサイト:Sir William Henry Perkin
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▼ インドのGoogleサイト:Sir William Henry Perkin
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