2018年5月29日
126º aniversario del nacimiento de Alfonsina Storni
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表示された国
アルゼンチン、チリ、ペルー
「アルフォンシーナ・ストルニ」さんって??
Alfonsina Storni:アルフォンシーナ・ストルニ
アルゼンチンを代表するモダニズムの女性詩人です。
「1892年5月29日」に生まれて、「1938年10月25日」に逝去されています。
そのため、生誕126周年となります。
彼女の生まれる前、両親(スイス生まれ)は親族と共に、アルゼンチンに渡り、サン・フアンでビール醸造所を営んでいました。
1891年、事業は軌道に乗っていましたが、両親は慣れない土地での暮らしに心身ともに疲労してしまい、医師の勧めを受け、スイスに帰国、翌年の1892年に「アルフォンシーナ・ストルニ」さんが生まれます。
4歳までスイスで暮らしましたが、1896年に家族はサン・フアンに戻ります。
ところが父親の病状はあまり良くならず、それに伴い事業の経営も困難になっていきます。
その後、父親は死亡。
1907年、彼女は「旅劇団」に参加。様々な場所を回り、公演を行いました。
その時に、「ヘンリック・イプセン」さんや「ベニート・ペレス・ガルドス」さんの劇を演じ、影響を受けました。
1年ほど「旅劇団」に参加した後に教員の免許を取得し、ロサリオで教師として働き始めます。
その時に知り合った妻子のある男性との間に子供ができてしまいます。
不倫の上の妊娠でしたので、彼女は一人で子供を育てる決心をし、教師を辞めブエノスアイレスへ移住。
1912年、長男が生まれます。
当時のアルゼンチンで「未婚の母」というのは稀有な存在で、世間の好奇にも晒されました。
様々な仕事をしながら、生活苦に苦しみながらも、子供とささやかに暮らしていたそうです。
この頃から少しずつ詩を書いていて、それが、1916年に処女詩集「La inquietud del rosal」として出版されました。
その作品が評価され、詩人、作家への道と歩み始めます。
教師に復職し、仕事と詩作を両立して行いました。
詩作だけではなく、雑誌や新聞などへの投稿、戯曲の執筆など、精力的に作品を書きました。
自分と同じ境遇の苦しむ女性たちに向けての投稿なども行いました。
作家として著名になり、それだけ活動を行なっても、彼女の暮らしは楽ではなかったようです。
1935年に乳がんを患い、左乳房を切除。その後の経過もあまり良くなく、精神的に不安定な状況が続いたようです。
そして、「1938年10月25日」に海へ投身自殺をしました。
享年46歳。
「未婚の母」ということへの世間の風当たり、生活苦、そして病、人生を通して様々な苦悩を体験、それを苦に自殺した彼女の人生は壮絶なものだったのでしょう。
後に(1969年)、海へ投身自殺前に彼女が残した詩を引用した「Alfonsina y el Mar(アルフォンシーナと海)」という曲が作られました。
この曲はフォルクローレを代表する名曲の1つとされています。
ロゴデザイン
「アルフォンシーナ・ストルニ」さんがロゴに描かれています。
彼女の詩「La loba:オオカミ」(1916年)がモチーフになっています。
「Yo soy como la loba.:私はオオカミのようです」から始まるシングルマザーとしての苦悩を表現した作品です。
▼ アルゼンチンのGoogleサイト:Alfonsina Storni
→ https://www.google.com.ar
▼ チリのGoogleサイト:Alfonsina Storni
→ https://www.google.cl
▼ ペルーのGoogleサイト:Alfonsina Storni
→ https://www.google.com.pe