2018年6月22日
Octavia E. Butler’s 71st Birthday
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アメリカ合衆国
「オクティヴィア・E・バトラー」さんって??
Octavia Estelle Butler:オクティヴィア・エステル・バトラー
アフリカ系アメリカ人の女性作家です。
「SF作家」として、「ヒューゴー賞」、「ローカス賞」、「ネビュラ賞」などを受賞しました。
「1947年6月22日」に生まれて、「2006年2月24日」に逝去されています。
そのため、生誕71周年になります。
カリフォルニア州パサデナで生まれます。
父親は7歳で亡くなり、祖母と母に育てられました。
その環境は厳しいものだったようです。
パサデナは古くからアフリカ系アメリカ人の多い地域であり、その点では人種差別とは無縁の幼少時期を過ごしました。
彼女は内向的な性格で、人付き合いが苦手でした。
そのため、図書館で時間を潰したり、自分で物語を書くようになりました。
10歳の時にタイプライターを購入してもらい、最初はおとぎ話などを題材に書いていましたが、そのうち、架空の物語「SF」に興味を持ち始めます。
12歳の時に見たSF映画「Devil Girl from Mars」を見て、もっとマシな話が書けると思ったのがきっかけだったと後に本人が語っています
高校を卒業した後は、昼間働きながら、夜間大学に通います。
その時に、全米短編小説コンテストで優勝し、わずか15ドルでしたが、作家として初めての収入を得ました。
大学卒業後、母親は安定した職業に就職を希望しますが、彼女は物語を書く時間を得るために、アルバイトや、短期の仕事などを行なっていました。
その頃、文学界では、「SF」がブームになっており、1つのジャンルとして認められるようになっていました。
そのため、彼女は更に「カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校」に進学し、文筆の学習を行いました。
最初の作品は、作家志望者のワークショップで書いた「Crossover」という短編で、1971年にアンソロジーとして発刊されました。
それから作家として活動を始めますが、鳴かず飛ばずの状況。
1976年にようやく処女作として、「Patternmaster」を出版。
これは、後に「Patternist」というシリーズ作となり、彼女の代表作の1つとなります。
1979年には、「Kindred:(邦題)キンドレッド きずなの召喚」を出版。これが好評を得て、人気作家となっていきます。
1983年出版の「Speech Sounds:(邦題)ことばのひびき」で「Hugo Award:ヒューゴー賞 短編小説部門」を受賞し、翌年の1984年出版の「Bloodchild:(邦題)血をわけた子供」で、「ヒューゴー賞 中編小説部門」、「ローカス賞」、「ネビュラ賞 中編小説部門」を受賞と「SF」関連の賞を総ナメにします。
その後も、様々な作品を生み出しました。
1995年には、マッカーサー財団から「Genius Grant:天才助成金:天才賞」を受けています。
彼女が登場するまでの「SF」作品は、主に白人男性向けのものばかりでした。
彼女は、白人男性以外にも、女性や、黒人のファンもいるに違いないと考え、様々な読者に向けた作品に挑戦しました。
アフリカ系アメリカ人、更に女性ということで、新たな「SF」ファンを多く生み出しました。
現在のSF作家や作品にも大きく影響を与えた方です。
ロゴデザイン
「オクティヴィア・E・バトラー」さんがロゴデザインとなっています。
顔のシルエットが本の形になっています。
▼ アメリカ合衆国のGoogleサイト:Octavia E. Butler
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