2019年5月18日
الذكرى 971 لميلاد عمر الخيام
Omar Haýýamyň 971-nji doglan güni
Ömer Hayyam’ın 971. Doğum Günü
ウマル・ハイヤーム生誕 971 周年
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多くの国で変更されています。
「ウマル・ハイヤーム」さんって??
عمر خیّام:ウマル・ハイヤーム
(オマル・ハイヤームとも表記されます。)
セルジューク朝ペルシア時代の詩人、数学、天文学者です。
現在のイラン暦の元となった「ジャラーリー暦」を作成したことで知られています。
「1048年5月18日」に生まれて、「1131年12月4日」に逝去されています。
(この日付の正確性については、現在でも不明です。)
そのため、生誕971周年になります。
現在のイラン北東部の「ニーシャープール」に生まれます。
幼少の頃から、地域で1番の学者と言われていた「イマーム・ムワッファク」さんの元で学びます。
伝承、逸話では、「ハサン・サッバーフ」さん、「ニザームルムルク」さんと共に学んだと言われています。
3人は友人となり、誰か1人でも栄達した際には、互いに助け合おうと約束をしています。
一番最初に栄達したのは、「ニザームルムルク」さんであり、その際には、残りの2人は、助けを求めたと言われています。
後に、「ニザームルムルク」さんは、セルジューク朝の宰相まで昇進し、また、「ハサン・サッバーフ」さんは、イスラム教ニザール派の開祖となります。
幼少の頃から優秀で、数学、天文学をはじめとして、医学、語学、歴史、哲学など、多くの学問を修めました。
イスラム世界を代表する学者「イブン・スィーナー(980年〜1037年)」さんの影響を受け、彼の業績を更に進化させました。
哲学では、「イブン・スィーナー」さんの思想を引き継ぎ研究を続け、また、数学では、三次方程式の一般解を見出しました。
数学の世界では「代数学の父」とも称されています。
「四行詩:ルバイヤート」の詩作でも高い評価を得ています。
様々な分野で功績を残していますが、特に知られているのは天文学の分野です。
天文学者として、当時の国王「マリク・シャー1世」の命を受け、「ジャラーリー暦」を作成。(その時の宰相は、「ニザームルムルク」さんでした。)
「ジャラーリー暦」は、33年に8回の閏年を置くもので、1年を「365.24219858156日」としました。
現在使われている「グレゴリウス暦」は、「365.2425日」とされており、現在の「太陽年」は、おおよそ「365.24219日」と計算されています。
比較してみると、「グレゴリウス暦」よりも正確な数値を記録していたことが判ります。
「ジャラーリー暦」は、1079年に制定されました。
1092年、宰相「ニザームルムルク」さんが暗殺され、その一ヶ月後、国王「マリク・シャー1世」も病気により急逝してしまいます。
すると、「ウマル・ハイヤーム」さんも居場所を失ってしまい、聖職者となりメッカへの巡礼者となりました。
その途中、健康状態が悪化し、故郷の「ニーシャープール」へと戻り、余生を送ったそうです。
彼の作った「ジャラーリー暦」ですが、セルジューク朝が衰退すると、「ヒジュラ暦」へと取って代わることになります。
余談として「ニザームルムルク」さんの暗殺には、「ハサン・サッバーフ」さんが開祖のイスラム教ニザール派が関わったという説があります。
3人の中で、いち早く栄達した「ニザームルムルク」さんは、「ハサン・サッバーフ」さんの仕官に尽力しました。
ところが、「ハサン・サッバーフ」さんは恩人を蹴落として、自分の方が出世しようとしました。
それがバレてしまい、失脚しています。その恨みがあったのかもしれません。
「ニザール派」は、山岳要塞を拠点とし、要人の暗殺を行う「アサシン教団」としての側面も持ち合わせていました。
幼少時に友人として共に学んだ3人のエピソードについては、伝承、逸話によるものであり、史実での詳細は不明となっていますが、数奇な運命で結ばれていると感じることができます。(3人の生年から考えると同時期に学んだとは考えにくく、後についた伝説の域を出ないという意見の方が多いようです。)
関連する過去のロゴ
「ウマル・ハイヤーム」さんよりも少し前の時代に活躍した「イブン・スィーナー」さんも過去にロゴとして取り上げられました。彼も多くの分野で功績を残した方です。
よろしければ合わせてご確認ください。
▼ イブン・スィーナー 生誕1,038周年 (2018年8月7日)
ロゴデザイン
「ウマル・ハイヤーム」さんがロゴになっています。
天文学を連想させる地球や太陽も描かれています。
▼ イラクのGoogleサイト:عمر الخيام
→ https://www.google.iq
▼ トルクメニスタンのGoogleサイト:Omar Haýýam
→ https://www.google.tm
▼ トルコのGoogleサイト:Ömer Hayyam
→ https://www.google.com.tr
▼ 日本のGoogleサイト:ウマル・ハイヤーム
→ https://www.google.co.jp
→→→ 他の国のロゴを表示させる方法