2020年2月2日
Celebrating Mary Somerville!
Slavimo Mary Somerville
メアリー・サマヴィルを称えて
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ロゴ小
表示された国
「イギリス」をはじめとして、いくつかの国で表示されています。
「メアリー・サマヴィル」さんって??
Mary Somerville:メアリー・サマヴィル
スコットランドの女性科学者です。
天文学、数学の分野で活躍し、王立天文学会初の女性会員にノミネートされました。
「1780年12月26日」に生まれて、「1782年11月29日」に逝去されています。
スコットランドのジェドバラの海軍中将の娘として生まれます。
中将といっても、当時の海軍の給料はあまりよくなく、家族で畑で野菜を育てたり、果樹園を営んだりして生活を支えていました。
10歳の時に寄宿学校に1年間通い、初歩的な学習を受けます。
その後、近所の学校へと通い始めますが、当時の女性への教育は男性とは異なっていました。
女性に与える教育は、「聖書さえ読めれば十分だ」程度と考えられており、その教育内容に彼女は不満を持ちました。
13歳の時にエジンバラの学校へ通い始めたのをきっかけに猛勉強を始めます。
最初に興味を持ったのは美術でした。
絵を描くのが好きだった彼女は、遠近感を表現する図法を学ぶうちに、数学に興味を持ち始めました。
勉学に励む傍で、父親が海軍将校であったため、社交行事にも多く出席し、模範的な娘の役割をきっちりと果たしました。
その模範的な態度は、周りから「The Rose of Jedburgh:ジェドバラの薔薇」と称されるほどでした。
日中は絵を描き、夜遅くまで数学や天文学の研究するというような生活を送っていました。
1804年に、海軍将校の息子と結婚、ロンドンで暮らすことになります。
ところが、夫は彼女が勉強をすることを好ましく思っていませんでした。
1807年、夫が亡くなり、彼女はスコットランドに戻ります。
夫の遺産があったため、それを利用して、さらに勉学に励むようになりました。
1812年に再婚、2番目の夫は彼女の勉学に理解を示し、後押しをしました。
数年後、夫が王立協会の会員に選ばれると、彼女も多くの学者と接する機会が増えていきました。
すると、彼女の学問に対する知識や研究内容に対する名声も上がっていきました。
そして、「1826年2月2日」、彼女の論文「The magnetic properties of the violet rays of the solar spectrum:太陽スペクトルの紫光線の磁性」が、英国国立科学アカデミーで取り上げられました。
この日を記念してロゴが変更となりました。
これは、女性による最初の論文の発表だとされています。
1834年には、「カロライン・ハーシェル」さんとともに王立天文学会初の女性会員にノミネートされました。
彼女は、1942年の論文で、天王星に摂動を与える惑星があるという仮説を提示しています。
「海王星」を発見者の一人である「ジョン・アダムズ」さんは、彼女の論文を元に、「海王星」の軌道を計算しその位置を予測したとも言われており、その点では「海王星」の発見に間接的に関与したとも言えます。
女性科学者の先駆者的存在です。
オックスフォード大学には、彼女の名を冠した「サマヴィル・カレッジ」があります。
このカレッジは、女性が高等教育を受けられるように設立されました。
関連する過去のロゴ
彼女の同時に王立天文学会の初の女性会員となった「カロライン・ハーシェル」さんも過去にロゴとして取り上げられました。
ドイツ生まれのイギリスで活躍した女性天文学者です。
よろしければ合わせてご確認ください。
▼ カロライン・ハーシェル 生誕266周年 (2016年3月16日)
ロゴデザイン
「メアリー・サマヴィル」さんが研究している様子がロゴとなっています。
▼ イギリスのGoogleサイト:Mary Somerville
→ https://www.google.co.uk
▼ アイルランドのGoogleサイト:Mary Somerville
→ https://www.google.ie
▼ ボスニア・ヘルツェゴビナのGoogleサイト:Mary Somerville
→ https://www.google.ba
▼ 日本のGoogleサイト:メアリー・サマヴィル
→ https://www.google.co.jp
→→→ 他の国のロゴを表示させる方法