2020年3月20日
「手洗い」の提唱者、センメルヴェイス・イグナーツを称賛して
Emlékezzünk Semmelweis Ignác felfedezésére és a kézmosás fontosságára
Zu Ehren von Ignaz Semmelweis und der Wichtigkeit des Händewaschens
Recognizing Ignaz Semmelweis and Handwashing
センメルヴェイス・イグナーツの手洗い提唱を称えて
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世界のほとんどの国で変更されています。
「センメルヴェイス・イグナーツ」さんって??
Semmelweis Ignác:センメルヴェイス・イグナーツ
ハンガリーの医師です。
「1818年7月1日」に生まれて、「1865年8月13日」に逝去されています。
病原菌やウイルス等の概念のない時代に、現在では当たり前とされる「手洗い」に始まる消毒法を提唱、確立した方です。
現在のハンガリーのブタベストで生まれ、ウィーン大学で学びました。
博士号取得後に、ウィーン総合病院の産科医で働き始めます。
そこで、問題に直面しました。
病院には2つの産婦人科があり、彼の務める第一産婦人科では、産褥熱(さんじょくねつ)が原因で10%もの妊婦が命を落としていました。
比べて、もう一つの第二産婦人科の死亡率は4%にも満たない数字でした。
そのため、同じ病院内でも、第二産婦人科での出産を希望する妊婦が多かったそうです。
10%の死亡率という数字は、病院を介さずに自宅で出産をする場合と変わりませんでした。
彼は、同じ産婦人科でありながら、これだけ違う死亡率の原因を追及し始めます。
ところが、同じ病院内で、技術や施設の違いもなかったため、原因は判りませんでした。
この問題が進展するのは1847年のことです。
友人の医師が産褥熱で死亡した患者を解剖中に、誤ってメスで自分の手を傷つけてしまいます。
その友人は数日後、産褥熱に似た症状で死亡してしまいました。
この出来事から、「死体にある何か」が手についたことで友人は死亡したのではないか??と仮説を立てます。
それから再度調べてみると、第一産婦人科は、主に「医師」と「医大生」、第二産婦人科は、主に「助産婦」が出産の立会いを行っていることが判りました。
医師は、様々な患者を診察し、また、手術や解剖なども行うため、そのときに触れた「何か」が患者に影響を与えているのではないか??
「助産婦」は他の患者の診察や解剖をしないので、「何か」が手につく可能性は低いのではないか??
つまり、「何か」を手から落とせばいいのではないか?? と考えました。
病原菌やウイルス等の概念のない時代なので、まずは「何か」を臭いで判断することからはじめ、脱臭作用のあるカルキでの手洗いを始めました。
現在につながる「消毒法」の誕生です。
他の患者を診察した後、手術の後、解剖の後、それぞれ、手を洗うことで「何か」を落とすことを第一産婦人科で始めました。
効果はてきめんで、すぐに第二産婦人科並みの数字に低下しました。
この結果を受けて、彼は「何か」(現在の細菌やウィルス等)の存在を確信しました。
すぐに医学界に向けて発表を行います。
手をこまめに洗い、常に清潔な状態で患者に接するという考えは、病院内では受け入れられましたが、医学界では全く受け入れられませんでした。
患者を救う医師が、実は不潔で、その手で病気の原因につながる「何か」を与えている、というような考え方は、誰もが納得するものではありませんでした。
逆に医学界、医師をバカにする考えだと捉えられてしまいます。
その後、危険人物のような扱いを受け、失意のまま亡くなってしまいます。
彼の死後、病原菌などの理論が確立、その存在も確認され、彼の「何か」を「消毒する」という行為の正しさが証明されることとなります。
現在は「消毒法の先駆者」として、生前の功績が称えられています。
現在、新型コロナウイルス「COVID-19」が世界的に流行していることから、ロゴが変更となりました。
「1847年3月20日」にウィーン総合病院の産婦人科のチーフレジデントになっていることから、この日の変更になったようです。
ロゴデザイン
手をしっかりと洗うムービーロゴです。
「センメルヴェイス・イグナーツ」さんも描かれています。
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