2020年5月11日
Saadat Hasan Manto’s 108th Birthday
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表示された国
パキスタン
「サアーダト・ハサン・マントー」さんって??
سعادت حسن منٹو:Saadat Hasan Manto:サアーダト・ハサン・マントー
近代インド文学を代表するウルドゥー語の作家です。
「1912年5月11日」に生まれて、「1955年1月18日」に逝去されています。
そのため、生誕108周年になります。
パンジャーブのイスラム教徒の家庭に生まれます。
当時は、英領インドの時代であり、パンジャーブは反英運動が盛んに行われていました。その頃の経験が作品に大きく影響を与えました。
21歳の時に、作家の「Abdul Bari Alig:アブドゥル・バーリー・アリグ」さんに出会ったことが、人生の大きな転機となりました。
彼から様々なことを学び、西洋文学に興味を持ち始めました。
そして、「ヴィクトル・ユゴー」の「死刑囚最後の日」をウルドゥー語に翻訳し、出版されたことをきっかけに作家としての活動を始めます。
1934年になると、活動の拠点をムンバイに移し、新聞や雑誌の記事を書き、また映画の脚本も手がけるようになりました。
また、短編小説をいくつも書きました。
1947年に英領インドは、インドとパキスタンに分離独立します。
その後は、パキスタンのラホールを拠点に活動を行いました。
彼の残した作品は評価され、現在では、アジアを代表する近代作家の一人とされています。
彼は、市井で生活する人々のありのままの心理を多く描きました。
遊廓や娼婦をテーマにした作品も多く、当時は、猥褻な作品を書く作家ということで避難も受けました。
代表作は、「冷たい肉」、「黒いシャルワール」等です。
2018年には、彼の生涯を描いた映画「マントー」が制作されました。
晩年はアルコール依存症となり、肝硬変にて死亡しています。
関連する過去のロゴ
パキスタンの現代文学作家は、過去にもロゴに取り上げられています。
よろしければ、合わせてご確認ください。
▼ パーヴィーン・シャキール 生誕67周年 (2019年11月24日)
▼ ファティマ・スラヤ・バジア 生誕88周年 (2018年9月1日)
ロゴデザイン
「サアーダト・ハサン・マントー」さんが執筆する様子がロゴになっています。
▼ パキスタンのGoogleサイト:Saadat Hasan Manto
→ https://www.google.com.pk
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