2020年10月3日
30. Tag der Deutschen Einheit
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表示された国
ドイツ
統一記念日
Tag der deutschen Einheit:ドイツ統一記念日
「10月3日」はドイツの統一記念日です。
「1990年10月3日」、ドイツ連邦共和国(Bundesrepublik Deutschland、西ドイツ)にドイツ民主共和国(Deutsche Demokratische Republik、東ドイツ)が編入されました。
今年で30周年となります。
ドイツが「西ドイツ」と「東ドイツ」に分裂したのは、第2次世界大戦時のことです。
ドイツは日本やイタリアと枢軸国陣営で、敗戦国となります。
降伏、敗戦後の1945年から1949年にかけて、勝利国である「アメリカ」、「イギリス」、「フランス」、「ソビエト連邦」の4ヶ国によって、ドイツの領土が4つに分割され、それぞれ統治されることになりました。
その後、アメリカを中心とした資本主義・自由主義陣営とソ連を中心とした共産主義・社会主義陣営との「冷戦」が始まります。
この結果、4ヶ国の統治地域を全て統合して以前の「ドイツ」に戻すということができず、「アメリカ」、「イギリス」、「フランス」が統治していた地区が「ドイツ連邦共和国(西ドイツ)」として「ソビエト連邦」の統治していた地区が「ドイツ民主共和国(東ドイツ)」として設立されることとなりました。
社会主義側の「東ドイツ」も、戦後発展しましたが、自由主義側の「西ドイツ」は、もっと発展しました。
同じく敗戦国の「日本」も自由主義側の「アメリカ」の統治から独立し、大きく発展しましたので、社会主義側の「東ドイツ」の国民は面白くありません。
東ドイツから西ドイツへ移住する人が増えていきます。
それを抑止するために「ベルリンの壁」が作られました。
この壁のせいで、「東ドイツ」の国民は自由に「西ドイツ」に行くことができなくなりました。
1989年になると、当時の「ソビエト連邦」で民主化の動きが活発化してきます。
この運動は「東ドイツ」にも及び、民主化を望むデモ等も行われるようになりました。
民主化の波に押される形で「東ドイツ」政府は「西ドイツ」への出国の規制緩和を進めていました。
そんなさなかの、1989年11月9日、東ドイツの政治家「ギュンター・シャボフスキー」さんが、新しい出国の規制緩和案を勘違いして、以下のように発表してしまいます。
・ベルリンの壁を含めて、すべての国境通過点から出国が認められる。
・発行時期は、私の認識では「直ちに、遅滞なく」です。
本当は、規制の緩和の発表だったのですが、国民は「事実上の出国の自由化」と受け取りました。
その結果、翌日の「11月10日」、国民がベルリンの壁に殺到。
壁を壊し始める事態に陥りました。こうしてベルリンの壁が崩壊。
壁の崩壊は、東西ドイツの統一の大きな足がかりとなり、翌年の「1990年10月3日」にドイツは統一しました。
ロゴデザイン
ドイツ国旗のカラーの家が描かれています。
パズルのピースのように組み合わさったロゴになっています。
【世界各国の「Google」検索URL 一覧】【En】
▼ ドイツのGoogleサイト:Tag der Deutschen Einheit
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→→→ 他の国のロゴを表示させる方法
過去にもドイツの「統一記念日」のロゴが表示されました。
▼ 2019年 ドイツ統一記念日 (2019年10月3日)
▼ 2018年 ドイツ統一記念日 (2018年10月3日)
▼ 2017年 ドイツ統一記念日 (2017年10月3日)
▼ 2016年 ドイツ統一記念日 (2016年10月3日)
▼ 2015年 ドイツ統一記念日 (2015年10月3日)