2020年11月20日
Il y a 96 ans naissait Benoît Mandelbrot
Benoit Mandelbrot’s 96th Birthday
Benoit Mandelbrot – 96. rocznica urodzin
96-osios Benoit Mandelbroto gimimo metinės
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表示された国
「フランス」、「アメリカ」をはじめとして、いくつかの国で表示されています。
「ブノワ・マンデルブロ」さんって??
Benoît Mandelbrot:ブノワ・マンデルブロ
フランス、アメリカで活躍した数学者です。
幾何学の概念にフラクタルを導入したことで知られています。
「1924年11月20日」に生まれて、「2010年10月14日」に逝去されています。
そのため、生誕96周年になります。
ポーランドのワルシャワで、リトアニア系ユダヤ人の家庭に生まれます。
11歳の時に、ポーランドの政変によりフランスへと移住。
エコール・ポリテクニークへ進学し、ジュリア集合で知られる「ガストン・ジュリア」さんや、レヴィ分布で知られる「ポール・レヴィ」さんに師事しました。
1952年に、パリ大学で、数学の博士号を取得。
「フランス国立科学研究センター」の研究員として働いた後に、アメリカへ移住し、IBMの研究部門である「トーマス・J・ワトソン研究所」で働き始めます。
様々な研究を行う過程で、彼は、市場の価格変動が「正規分布」ではなく、「安定分布(レヴィ分布)」に従っている事を発見します。
その図形を表現するために「フラクタル」という概念を考案し、1977年に「Les objets fractals: forme, hasard et dimension」という論文で発表しました。
「フラクタル」とは、樹木や雲、海岸線など、自然界の複雑なデザインを、同じパターンの図形で表す数学的概念です。
雲の形状や、樹木の配置、海岸線などには、「全体像」や「一部分」に、どこか似たような共通したものがあります。
このような性質は、「自己相似性」と呼ばれます。
「一見ランダムに見えるけれども、拡大すると同じ形を繰り返すパターンが見られる」というのがフラクタルの概念です。
彼は、カリフラワーを例にとって、この理論を説明しています。
・カリフラワーの房花の一つをカットすると、カリフラワー全体を小さくしたような形を見ることができる
・それをさらにカットすると、切っても切っても小さなカリフラワーがあらわれる
・世界にはこのような独特な性質をもつ図形、全体と同じ形で小さくしたような部分から成る図形が存在する
1982年には、「The Fractal Geometry of Nature」という論文を発表し、「フラクタル幾何学」として理論化しました。
1987年からは、イェール大学で教鞭をとり、2005年には、名誉教授となりました。
2010年10月14日に膵癌により逝去されました。
「フラクタル」は、コンピュータグラフィックスにおける地形や植物などの自然物の自動生成アルゴリズムとしても用いられています。
ロゴデザイン
「ブノワ・マンデルブロ」さんが、講義を行う様子がロゴになっています。
背景には、マンデルブロ集合のパターンも見受けられます。
また、「Google」にて「Benoit Mandelbrot:ブノワ・マンデルブロ」で検索をかけると、「マンデルブロ集合のパターン」を確認できます。拡大してパターンの確認ができます。
▼ 「Benoit Mandelbrot」を検索
▼ 「ブノワ・マンデルブロ」を検索
よろしければご確認ください。
【世界各国の「Google」検索URL 一覧】
▼ フランスのGoogleサイト:Benoît Mandelbrot
→ https://www.google.fr
▼ アメリカのGoogleサイト:Benoit Mandelbrot
→ https://www.google.com.ly
▼ ポーランドのGoogleサイト:Benoît Mandelbrot
→ https://www.google.az
▼ リトアニアのGoogleサイト:Benoitas Mandelbrotas
→ https://www.google.com.lb
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