2016年3月9日
ロゴ大
ロゴ小
表示された国
世界の多くの地域で表示されています。
「クララ・ロックモア」さんって??
クララ・ロックモア
Clara Rockmore
女性のテルミン奏者です。
1911年3月9日に生まれて、1998年5月10日に逝去されています。
そのため、今年で生誕105周年。
1911年、ヴィリニュス(現在のリトアニア)に生まれます。
子供の頃からバイオリンに秀でており、5歳で「サンクトペテルブルク音楽院」に入ります。
5歳での入学は現在でも「サンクトペテルブルク音楽院」の最年少記録となっています。
そこで、バイオリン奏者の「レオポルト・アウアー」さんに師事し、バイオリンの勉強をします。
ところが、 10歳の時に骨格系の障害により、バイオリンを断念せざるを得なくなりました。
そんな時に、誕生したばかりの楽器「テルミン」に出会います。
「テルミン」について
テルミンという楽器は、1919年にロシアの「レフ・セルゲーエヴィチ・テルミン」によって生み出された世界初の電子楽器です。
ロシアでは「テルミンの声」という意味で「Терменвокс:テルミンヴォクス」とも呼ばれています。
テルミンの特徴は、楽器本体に手を触れることなく(非接触)、空間中の手の位置によって音高と音量を調節することです。
本体内部には、高周波発振器が2つ内蔵されています。
「垂直に伸びたアンテナ:ピッチアンテナ」で音の高さ(ピッチ)を決め、「水平に伸びたアンテナ:ボリュームアンテナ」で音量(ボリューム)を決めます。
アンテナに手を近づけたり遠ざけたりすることで演奏者とアンテナとの間に蓄えられる静電容量が変化し、本体内部の2つの高周波発振器が「うなり」を起こして発音する仕組みとなっています。
手の位置によるわずかな静電容量の違いが演奏に影響するため、演奏者自身の体格、服装、アクセサリーなどの影響を受けやすい楽器です。
また、安定した音を出すには奏者の高い技量も要求されます。
「レフ・テルミン」は開発(発明)者というだけでなく、テルミンの奏者でもありました。
テルミン奏者
テルミンは、当時のソビエトの指導者「レーニン」の後押しもあり、ソビエトで販売開始されます。
また、ソビエトの最新技術と電子音楽の誕生を披露するために、「レフ・テルミン」自身も奏者として世界各地でテルミンの公演を行いました。
その後、アメリカでも販売が開始(1928年)されますが、運が悪いことに、1929年から世界恐慌が始まり、商業的には上手くいかず、わずかしか売れませんでした。
そんな時に、「クララ・ロックモア」さんはテルミンと出会っています。
そして、「レフ・テルミン」からも奏法の手ほどきを受け、全米各地でテルミンの公演を行います。
1960年以降、シンセサイザー等の新たな電子楽器が登場すると、テルミンは世間から忘れ去られていきます。
ところが、「アルフレッド・ヒッチコック」監督の「白い恐怖」、「ロバート・ワイズ」監督の「地球の静止する日」等の映画で不安定なテルミンの音が使用されると、効果音を出す装置として使用されることも増えてきました。
現在では、カルト的な楽器として、人気もでてきているようです。
「クララ・ロックモア」さんのアルバムは現在のところ、2枚しか無いようです。
・The Art of the Theremin(1977)
・Clara Rockmore’s Lost Theremin Album(2006)
彼女は、現在でも世界最高のテルミン奏者と言われています。
不安定な音の中にも哀愁のような物を感じる、不思議な音色を持つ楽器です。
ロゴデザイン
本日は、遊べる「Doodle」
このゲームは以下のサイトでプレイ可能です。
→ http://www.google.com/doodles/clara-rockmores-105th-birthday
テルミンを演奏する「クララ・ロックモア」さんです。
彼女の真似をして演奏を行います。全てで3レッスン。
お手本の通りに音を選択します。
上の方を選択すると「大きな音」、下の方だと「小さな音」とボリューム調整も可能です。
左上の丸い矢印で、お手本をもう一度聴くことが可能です。
音を間違っている場合は、「斜線マーク」が表示されます。
演奏する曲は、サンサーンス作曲の「白鳥」の冒頭部です。
彼女のテルミンでの代表的な演奏曲としても知られた曲です。
全てのレッスンを終えてからが、この「Doodle」の本番です。
自由にテルミンの演奏が楽しめます。
上の方で音量大、下の方で音量小とボリューム調整が可能です。
また、左下の「ギアマーク」を選択すると、各種設定の変更が可能です。左側の「帽子マーク」は、レッスンに戻ります。
「ビギナーモード」をOFFにすると、音階の表示が消えて、難易度が上がります。
色々と試してみてください。
また、演奏中のボリュームの大小、音程の高低により、奏者の「クララ・ロックモア」さんの手の位置も変わります。
リトアニアのGoogleサイト「Clara Rockmore」
→ https://www.google.lt
ロシアのGoogleサイト「Клара Рокмор」
→ https://www.google.ru
台湾のGoogleサイト「Clara Rockmore」
→ https://www.google.com.tw
カナダのGoogleサイト「Clara Rockmore」
→ https://www.google.ca
日本のGoogleサイト「Clara Rockmore」
→ https://www.google.co.jp
各言語対応
他の言語でプレイしたい場合は、以下のサイトからどうぞ。
▼ 英語
→ http://www.google.com/doodles/clara-rockmores-105th-birthday?hl=en
▼ スペイン語
→ http://www.google.com/doodles/clara-rockmores-105th-birthday?hl=es
▼ ロシア語
→ http://www.google.com/doodles/clara-rockmores-105th-birthday?hl=ru
言語が変わるだけで内容は一切変わりません。